BREAD and VEGITABLE
四月より、群馬県みどり市から、群馬県邑楽郡へ店舗移転を致しました。
当初はみどり市内での移転を検討しておりましたが、空き家探しが難航した関係で、みどり市内への移転は断念しました。
移転先の邑楽郡の物件は、祖母が他界して空き家となっていた住居で（店主も幼少期に住んでいました）10年ほど人が住んでいない状態だったので、所々痛みはありましたが、DIYで修繕しながら住もう！ということでそちらに引っ越しました。
数奇なことに、祖父母はうどんの製麺を生業としておりましたので、製麺所跡地に時を超えてパン屋という形で「粉もの文化」のバトンを引き継ぎました。小麦はあるので、もしかしたらうどんが並ぶ日もくるかもしれません(笑)
そんなこんなでしたが、邑楽地域を盛り上げる一端になれればなという想いです。
とにかく大事なのは「食」だろ！という思いで始まった、麦から育ててパンまで作るという活動でしたが、これまで地元の保育園から小学校、保護者様向けまで、食育という形で、パン作り教室や農業体験を開催しました。
昨今、食や農がないがしろにされる政治が続く中、こういった活動を通じて食の大切さをつたえていけたらなと思います。
今月で店舗での販売が最終日ということで、とりあえずひと段落致しました
営業最終日には、店舗オープン以前からお世話になっている方から
思いがけないサプライズもあり、感極まって号泣してしまいした
みどり市に移住して５年間、様々な人たちと関り
いつもお気遣い、応援してくださる皆様には感謝の気持ちでいっぱいです
がむしゃらに畑を開墾し、小麦を育て
パン屋経験のない二人で手探りでのパン屋開業
子供は一人学級の新一年生
家族全員で地域を盛り上げようと駆け抜けました
しかし、過疎化の波には逆らえず、根深い問題に直面することもしばしば
政治レベルで変えないと解決は不可能なのでは思うこともあり
市議という形での政治参加を検討した時期もありました
残りの数か月、まだ今後どうなっていくかわかりませんが
応援してくださる暖かい言葉に励まされております
引き続き、「もものはベーカリー」を見守っていただけると幸いです！